山口県内の在来線でICカードが使える駅って、どれくらいあると思いますか?

さすがに山陽本線は全駅で使えるでしょ!

新山口駅や徳山駅は、ICカード使えるよね?
と思う方もいるでしょう。
そんな方々に、残念なお知らせです。
山口県の在来線でICカードが使える駅は、たったの4駅しかありません。
しかも、新山口駅や徳山駅はICカードが使えないのです。
出典
JR西日本 ICOCAエリア
JR九州 SUGOCAエリア
山口県のJRでICカードが使える駅
山口県の在来線でICカードが使えるのは、
和木
※山陽本線で山口県最東端の駅。隣は広島県。
岩国
南岩国
下関
以上の4駅だけです。
山口県の在来線の鉄道路線図を書いてみました。
ご覧の通り、ICカードが使えるのは山陽本線の両端だけであり、県内のほとんどの駅でICカードが使えない状況となっています。
【要注意】 九州・下関⇔岩国・広島を移動する場合は下車駅でICカードが使えない。
山口県の駅でICカードが使えるのは、和木・岩国・南岩国・下関の4駅・・・ということは、

広島駅から下関駅へ行くのにICカード使えるよね?

九州の駅から岩国駅へ行くのにICカード使えるよね?
と思う方もいるかもしれませんが、答えはノーです。
在来線で九州・下関方面⇔岩国・広島方面を移動する場合、下車駅でICカードが使えません。
JR西日本なら「ICOCAエリア」、JR九州なら「SUGOCAエリア」といった具合です。
しかし、ICOCAエリアの駅からICカードで乗車して、SUGOCAエリアの駅でICカードで下車するといったように、エリアを跨いで使うことはできないのです。

下関駅の改札口(2018年3月撮影)。「ICカードは九州方面のみ利用可」と書かれています。
下関駅はJR西日本の駅ですが、JR九州 SUGOCAエリアの駅となっています。
そのため、下関駅からICカードで乗車した場合、九州の駅(一部を除く)でICカードで下車することはできますが、岩国駅や広島駅といったJR西日本の駅でICカードで下車することができません。
また、下関駅で使えるICカード定期券は ICOCA定期券ではなく、「SUGOCA定期券」です。
新山口駅や徳山駅の在来線改札口に自動改札機は無い

新山口駅や徳山駅でICカードが使えないって本当なの?
と半信半疑な方もいるかと思います。
そこで、新山口駅と徳山駅の在来線改札口の写真をご覧下さい。

新山口駅の在来線改札口(2019年1月撮影)
こちらが、新山口駅の在来線改札口です。
自動改札機は設置されておらず、有人改札となっています。

徳山駅の在来線改札口(2019年3月撮影)
徳山駅の在来線改札口も、この通り。
【朗報】山陽線 南岩国~徳山駅間でICカードが利用可能に! (2022年春から)
2020年現在は たった4駅しかICカードが使えない山口県ですが、2022年春から、山陽本線 南岩国~徳山駅間の各駅でICカードが使えるようになる予定です。
2022年春 山口県内のICOCAエリアが拡大します! ~南岩国駅から徳山駅間にICOCAエリアを拡大~
ICOCA以外のICカードを利用する場合の注意事項
ICOCA以外のICカード、ICカード定期券は買えない
JR西日本の駅では、ICOCA以外のICカード(Suica、PASMOなど)を発売していません。
また、ICOCA以外のICカードを定期券として利用することもできません。
Suica・PASMOのオートチャージは行われない
JR西日本・JR九州の駅では、ICカードが使えるエリアであっても、Suica・PASMOのオートチャージは行われません。
オートチャージが可能なエリアは、Suicaの首都圏エリア・仙台エリア・新潟エリアと、PASMOエリア(首都圏の私鉄・地下鉄)のみです。
PiTaPaのポストペイ(後払い)は適用されない
山口県の駅では、てPiTaPaのポストペイ(後払い)が適用されず、カード内残額から減額されます。
カード内残額が不足している場合、チャージ(入金)が必要です。